ブルーマンに興奮

ブルーマンのひとり

 「ブルーマングループ」(http://blueman.jp/index.html)の公演を観てきた。
 顔面を真っ青に塗りたくった3人組が、音楽、ダンス、大道芸的なアクションなどを駆使して行うエンターテイメントショーだ。
 驚き、驚き、驚きの連続で、興奮の渦に包まれてしまった。
 おなかがよじれるほど笑ったのも久しぶりだ。
 チケットは7,500円と、けっこういいお値段だったが、それに見合うだけのものだったと思う。


 一方で、どうも、こう、心の奥底から楽しめないのだ。
 「おなかがよじれる」っていうのと矛盾するようだが、実際、それほどの笑い方でも、心の底から感じた上でのものではないというか。
 「楽しい」「興奮する」という感情は、表面上だけのもので、心の核の部分はほとんど動きがないような具合。
 もしくは、プラスの感情を引き起こさせる物事と自分との間に、見えない壁があるような。
 コンドームを付けてセックスしてる感じというか、ウエットスーツを着て温泉につかってる感じというか。
 ちょっと違うかな。
 ダイレクトに感じたい!