バイトさんゲット作戦

 バイトさんとの交流も楽しいのだが、このことについて嬉しい副作用も発生している。
 バイトさんへのアプローチについて、職場の諸先輩などに相談を持ちかけている。
 自分は元々、人に相談ってのはめったにしない人間なのだが、今回は、なんとなく人に話してしまいたい気持ちもあり、身近な人に色々相談している。
 その結果、先輩たちとの関係も今までになく親密なものになっている気がする。自分のことを応援してくれているみたいでもあるし。
 あと、「悩み事は人に話すとラクになる」というのを、今までも知識としてはよく耳にはさんでいたが、今回のケースを通じて、そのことを体験として学んだ気がする。
 やはり見聞と実体験とでは、天と地の差だ。
 おかげで、前しか見えない突っ走り状態を回避できている。「バイトさんと仲良くなりたい!」という強い気持ちは抱きつつも、それをある程度コントロールできているというか。風林火山じゃないけど、今はしばし「待ち」の段階ととらえ、コツコツ親密度を上げていって、いずれチャンスのときが来たらば、ここぞとばかりにぐぐっと攻める、てな感じで取り組みたい。
 ああ、なんだかドキドキワクワク。胸の高まりを感じる。