若年雇用問題

 ニート・フリーターに、未来はあるか?
 ここ数日、職場で研修を受けており、その中で、「若者の雇用問題」の講義を受けた。今まで、ニートやフリーターというのは、基本的に本人だけの問題だ、と決め付けていたが、実際は、その原因は社会にもあり、そして、巡り巡って彼らの影響が社会にまで及んでくることに気づかされた。具体的には、原因については、学力競争や雇用情勢の悪化、景気の低迷などがあり、影響については、年金制度の逼迫、生活保護・ホームレスの増加などである。日本の世代構造からして、単純に計算しても、20年後には、社会保障費が現在の3倍近くに膨れ上がる。今現在でも、国全体で700兆円以上の負債を抱え、危機的な状況であるというのにである。まして若年雇用の問題にメスを入れなければ、さらなる悪化が必至である。自分はもともと悲観的な考え方をするという風に認識はしているが、それにしても、この状況は異常である。夢も希望もないというか、それどころか、不安・絶望がひしひしとのしかかる。これは、企業が経営努力をすれば〜というような小手先の、といっては語弊があるが、そういうことで太刀打ちできる規模を大きく越えてしまっていると思う。根本的な変革が必要なのだと感じる。では、具体的にどうすべきか?若年雇用対策は、大きな鍵の一つだろう。でも、それ以上考えが及ばない。自分の無学さを痛感する。