地域主権フォーラムなるものに出席
九段下の科学技術館ってところでやってた。同館のHPにも載ってないイベントだったので関係者以外ほとんど知られてなかったものと思われる。
ゲストは豪華。
埼玉県知事・上田清司、さいたま市長・清水勇人、早稲田大学大学院教授・北川正恭。
メモ、感想;
○地方主権を一層進めるべき。例えばハローワークや道路建設・管理。地方(都道府県等)がやれば他県との競争が生まれる。国は一つしかない(外国と比べられることはあまりない)ので、コストやスピードの意識が働きにくい。また地方がやればより住民のチェックがききやすくなる。市民の声が反映しやすくなるだろう。
○国は最低限のことだけやるのが良い。国防、外交、マクロ経済、エネルギー、安全保障等。補完性の原理。地方でできることは地方でやるべき。基礎自治体(市町村等)でできることは基礎自治体でやる。そこでできないものは広域自治体(都道府県、同州等)で。それでもできないものを、はじめて国が行う。今は国が、地方の箸の上げ下げまでを管理している中央集権だ。
○日本のGDPはここ15年間、500兆円程度で変わっていない。アメリカや新興国はどんどん伸びている。中国にもとうとう抜かれた。日本の総体的な力が弱まっている。
○上田手法・・・事実を明らかにし。、なまけているところにはがんばってもらう。(この手法により、犯罪検挙率のアップ等を果たした。)
○今の体制、制度だけが当たり前だと思わないこと。
例えば、市を例に取ると、市長を廃止することもアイデアとしてありうる。議会から代表者を出す。各部局長も、議会から選出(内閣性のイメージ)。現にアメリカやヨーロッパの一部の自治体はこれに近い体制。
逆に、議会を廃止することも考えうる。市長は住民の民意により選出されている。その上でさらに議会でチェックをかけるのは、無駄とも言える。