be impatient

 高校時代からの友人と会ってきた。
 かつての旧友は、ずいぶん出世している人が多いようだ。
 弁護士、公認会計士、医師、MBA、一流企業、、、
 翻って、自分はどうなのか。
 ついついそのような視点を持ってしまう。
 このままではいけない、何とか現状を変えたいという焦りが強くなっている気がする。
 タイミング的にも、病気が回復に向かっている。
 今までは病気のため、生きていくだけで精いっぱいの状態であったが、状態が良くなってきたことで、将来のことを考える余裕がでてきた感じだ。
 年齢的にも、転進する準備を始めるにはぎりぎりのところ。
 このチャンスを逃せば、このまま一生公務員人生が続くんだろうなと思うと、焦りやら情けなさやらやるせなさやらが混ざり、なんとももどかしい気分になる。


 自分らしく生きるってどういうことなんだろう。
 少し時代をさかのぼれば、サラリーマンにせよ肉体労働者にせよ農家にせよ、目の前の仕事をひたすらこなし、それが人生なのだ、という状態だった。
 それが今、「自分らしさ」や「生きがい」が声高に叫ばれ、何かしらの自己実現を果たさないと、人生の満足感が得られないという側面が出てきているような気がする。
 自分の場合は特にそういう面が強すぎるのだろうか。
 こういう悩みでほんと、押しつぶされそうになってしまう。
 難しい時代だなぁ。