なつかしき
smaSTAION(?)で、「80年代ベスト20」というのをやっていた。
半分くらいは、
「あぁ、懐かしい!」
という感じのものであった。
自分もそういうトシになったか。
時代についても考えさせられた。
日々過ごしていると、社会や文化の変化というのは一定のもののような錯覚に陥るが、こうやって20年近く前の流行を振り返ると、その落差に驚かされる。
その時代がまとっている気風や空気みたいなものも、当時と今ではずいぶん違う。
バブル絶頂で、日本が経済面において、「瞬間最大風速」で世界一だった時代。
そこからの日本は下り坂の時代と思う。
やはりアメリカの覇権はゆるがないし、BRICSや石油生産国の台頭も顕著になってきた。
だから日本はダメなのだというかというと、、、どうなんだろう。
経済的な豊かさというのは、人生や世の中の価値のほんの一つの尺度でしかないと思うと同時に、
「では、なにを求めて生きれば良いのか?」ということが大きな問題となってきている。難しい時代だ。
金銭的、物質的なものを求めるか、そうではない、もっと別なものを探求するか。
今の自分にも通じるテーマだ。
経済成長一辺倒だったのが20世紀だとしたら、21世紀は、そういうことが問題となる時代なのだろう。