ナンバーワンホステスの優遇?

 施行を控えている裁判員制度
 最高裁から、裁判員を辞退できるケースをまとめた事例集が示されたようだ。
 遊興飲食店の場合、「ナンバーワンホステスは常に多忙で不在にできない」ため、辞退できるそうだ。
 ・・・そ、そうなんだ。。。
 辞退の判断に当たっては、「代替性」「影響」を基準とするとのことだが、前述のような事例が認められるのであれば、勤め人はほとんどみんな、なんらかの理由をつけて辞退するのではなかろうか。このご時世、みな寸暇を惜しんで働いているわけだし。
 で、もし働き盛りの層が相当程度辞退するということになると、この制度自体の有効性に疑問符がつくことになる。
 全日本人の代表として無作為抽出するわけだが、結局、一定の層がごそっといなくなることで、「代表者」としての機能を充分に果たせなくなるのではないかと思うのだ。
 暗雲立ち込める新制度である。