2年前に心療内科を受診し、抗うつ剤を飲み始めてから、強いゆううつ感に苛まれることはほとんどなくなった。
 逆に言うとそれまでは、ひどかった。
 特に、大学の4年間と、社会に出て、病院に行くまでの1年間。
 絶望、絶望、少しばかりの光、また絶望、絶望、、、、、
 こんな暗闇の中で行き続けるのなら、死んだ方がましだ。
 そう、何度考えたかわからない。
 今、そういう激しい落ち込みというのはまずない。
 ゆううつな感情が薬でセーブされているのを感じる。
 とてもありがたいことだ。
 自分がこうしてなんとかまっとうに社会生活をこなせているのは、支えてくれる人たちはもちろんのこと、薬によるところも大きい。


 ふと思うのは、ゆううつ感をほとんど感じない自分は、本当の自分と言えるのか。ということ。
 感じなければ感じない方がもちろんありがたいのだが、元来の自分というのは、そういった弱く苦しみもがいていた面も含めての存在だったのかな、と。
 自分を鍛え、弱さを克服した、というのならわかる。
 でも自分の場合はそうではない。薬で抑えているのだ。
 それの証拠に、先日、風邪で寝込み、3〜4日投薬を控えたときは、久しぶりに激しい憂うつ感に襲われた(体の激しい不調もあった)。
 だましだまし、というと言い方は悪いが、現にそういう面は否めない。
 そんな状態で、これからの人生、生きてくのか。
 結婚し、子どもが産まれ、、、、、
 未来の奥さんに、未来の息子・娘に、自分は責任を持てるだろうか。
 投げ出さず、彼ら・彼女らの人生を支えてあげることができるだろうか。
 不安でたまらない。考えると胸が苦しくなる。


 そう悩みを抱いても、また明日には仕事の山に押しつぶされる日々。
 目の前の仕事に手一杯で、人生の大切な問題に目をそむけている気がする。
 どうしたらいいんだろう?
 インドかどこかに数ヶ月行って、自分探しをするか。なんだかうさんくさいな。
 仕事にとにかく真剣に取り組んで、生きがいを見出すか。そんなことしたらますます自分の精神に負担をかけるしな。だいいちそれを恐れて今の職を選んだし。
 友達に悩みをぶちまけて、じっくり語らうか。勇気がいるけど、人と話すって大切だしな。
 よし!誰かに話してみよう。


 以上、考えをまとめてから書くんではなく、脳内の思考をそのままアウトプットするというスタイルで書いてみました。