出力不足な人たちへ

 自分は、無気力でエネルギーが少なくて勢いのない人間だと感じている。
 それは、うつのせいもあるだろう。もともとの気質の問題もあるだろう。もしかしたら、単に自分の気合が足りないだけかもしれない。
 ともかく、そんな、「出力不足」な人間は、正直今の社会では生きづらい。
 バイクでいうと、400ccとか750ccのバイクがびゅんびゅん走る中で、50ccの原付をめいっぱいレッドゾーンまで回して、必死でついていっているイメージだろうか。すぐに、「疲れてもういいや」ってなっちゃうけど。
 しかし、だからといって、この世からスッとドロップアウトするわけにもいかず、自然と、現実との折り合いをつけていくことを迫られることになる。
 出力不足人間は、出力のある人間に、いいように使われたり、虐げられたり、軽視されたりされがちだ。正直、悔しい。「自分にもう少し出力があれば・・・」と今まで何度地団駄を踏んだことか。
 悔しいので、どうしたらよいか考えてみる。
・極力、自分の好きなこと、やりたいことをする。
・極力、自分の嫌いなこと、やりたくないことはしない。
・仕事では最低限のつきあいを粛々とこなす。プライベートでは、ウマが合わない人とは無理に話さない。気分が乗ったときだけ。
・自分の出力が低いということを、しっかり認識する。
アサーションの考え方を身につけ、交渉、依頼、謝罪といった場面で、ストレスを必要以上に受けないようにする。
・運動、食事等で体力をつける。
・発声の練習をし、声の通りをよくする。
・自分の主義、主張をしっかりもつよう努める。
・家族、子ども等、守るべきものをもつ。