同期との差に打ちのめされる

 先週末、高校時代の友人との同窓会に参加してからというもの、自己嫌悪+現実逃避な状態に陥っている。
 会に出席した6,7人のメンバーをはじめ、その席で話に出た人たちも、なんだか、みんないいところに就職してるのだ。自分も公務員で安定性はあるにはあるが、同期の中であまりパッとしない職であることは間違いない。
 「なんでこんな差がついたんだろう?」「自分はしがない公務員で一生やっていくんだろうか?」
 こんな思いが頭をよぎる。
 自分が公務員を選んだのは、言うまでもなく、うつ(当時は病気の診断は出てなかったから、「うつ気質」とでも言うべきか)で精神的に弱い面があるため、極力負担が少ないところに行きたかった、という点に尽きる。
 逆に言うと、正直、公務員という職種は昔から蔑んでさえいたし(「あんなのは税金の無駄づかいだ」「あんな職に就く人の気がしれない」)、興味も適性もないと思っていた。
 それなのに、皮肉にも、精神的な負担を考え、消去法でいくと、この職種くらいしか思いつかなかった。で、幸いにも試験に受かった。そうなると、もうそれ以外の選択肢は自然と消えてしまい、あとは一生公務員、というレールが敷かれたわけである。
 2年半以上仕事に携わってみて、やはり、自分はこの職に向いてない。もともと面白さを期待できる職種ではないと思うが、正直、まったくやりがいを見出せない。こんなこと職場では口が裂けても言えないが、住民の福祉を向上させることにはからっきし興味もないし、そのことにより喜びもほとんど見出せない。ましてや、自分の行っている業務が直接的でも間接的でも、さして住民のプラスになっているとは考えがたいし、それならいっそ自分という職員一人解雇にして、その分の業務を取りやめにして、浮いた税金を住民に還元した方がよほどためになるだろう、と考える。
 なんというか、上に述べた考えがいずれ軌道修正できてくるのかもしれないが、それにしても、こんなやりきれない思いを抱えたままあと35年間も(もしかしたら+5年、とか?)働くなんてのは、ほんと気が遠くなってくる。
 問題を整理してみる。
○ 不満・問題点
 ・今の職が不本意
 →なぜ?
  ・今の職が嫌い、適性がない、興味がない
  ・他にもっと向いていた職種があったのではないかと考えてしまう
  ・現在、思うように業務をこなせなくて、もどかしい思いをしている
  ・周りの人は、もっと社会的な地位が高かったり、華やかな仕事についている
  ・勤めている土地・自治体に全く愛着が持てない

 うーん、これから俺、どうしたらいいんだろう。
いい人でも見つけて結婚して子どもを作れば、そちらに集中して、上に挙げたような問題は気にならなくなるのかな。
かといって、現状を打破すべく転職する気力もないし、だいいち、自分は本当は何が向いているのかもよくわからない。
うーむ、書いてて、なんて甘いこと言ってるのか、という気がしてきた。なんか、いろんな人にお叱りを受けそうな気がする。
でも、一度きりの人生なんである。なぜだかわからんが、これまでずっと、「自分は、何事かを成すために生まれてきた特別な人間である」という信念(暗示)の元で生きてきた。で、実際の自分は、大したスペックもなく、平々凡々を地で行くような人間。何の取り得があるでもなく、特技も主義も主張もない。尊大な自尊心と、凡百な現実の自分。この乖離が大きすぎて、地に足がついていない気がする。頭の中の自分と、現実に振る舞っている自分が、常にずれていて、そのたび違和感と苦々しさを覚える。


 いかん、今日は完全にぐちモードだ。病んでるな、俺。
 でも悔しー!せつないー!むなしいー!
 とりあえず、今できることからやっていこうか。本読んだり、出会いを求めたり。無理はできない体(心)だし。マイペース。