鞄が欲しいのです
ポールスミスの鞄を買うか否かで悩みに悩んでいる。
1月に都内のマルイで見て、一目惚れ。
ちょっと遊びの効いたビジネスバッグで、通勤鞄に良さげな感じ。
そのときは他の目的で訪れていたため、売り場を後にしたが、潜在意識に焼きついていたのだろう。ここ最近になって、「やはり気になる。もう一度見てみたい」と感じるようになった。
中規模以上のマルイには大抵バッグ売り場にポールスミスのものが置かれている。
早速、街に出たついでに、某所のマルイへ寄ってみた。
ない。
ポールスミスの鞄自体は扱いがあるのだが、肝心の探していた品が、ない。
よく見ると、全体にラインナップが新しくなっている気もする。
もしや、件の商品を含め、今まで店頭に並んでいたものは’05の秋冬物で、ここ最近で’06の春夏物に入れ替わったのか?
ネットで調査。
全然ヒットしない。ポールスミスの鞄の情報ってのは、ほとんど出回っていないみたいだ。ブランドの公式サイトにカタログがちょっぴり載っているが、イマイチなものばかり。あとは、ヤフオクの出品情報が検索にひっかかるくらい。それも、定番の型&ぱっとしないモデルばかり。
、と普通ならここらであきらめるんだろうけど、自分の場合、障害があると、かえって燃えるのだ。
とりあえず、近隣のマルイに根こそぎ電話してみることに。
数件目にかけた、家からほど近い、某店。
「あと1,2点だけ残っていますよ。他の店はほとんど無くなってるみたいですが。」とのこと。
おぉ。何かの啓示めいたものを感じる。
ここまでが、今週の金曜日までの話。で、早速今日、上記のマルイを訪ねる。待ちきれない心を抑え、売り場に足を進める。
!
くぁー。
やっぱ、いい。ビビッときた。
一目惚れから、1ヶ月強。
まともに見たのはこれがほぼ2回目だが、その間に恋焦がれる気持ちが熟成されていたのかもしれない。
これはいい。物自体は、ほとんど文句のつけようがなく気に入った。
しかし、しかしながら、問題は値段。
ポールスミス自体、決して安いブランドではない(少なくとも自分にとっては)。
しかもこの鞄、持ち手やフチの部分に牛革は使われているものの、メインはキャンパス地(綿)。その割には、他のポールスミスバッグのラインナップの相場からみても、結構お高い。
迷う。迷う。迷う。
40〜50分、売り場付近をちょろちょろし、結局今回は見送り。
なにせ近所なので、その気になれば、明日また来ることもできるのだ。
で、考察。
- 購入に対しネガティブな考え
・とにかく高い。自分はスーツを実質1着しか持っていなく、予算をそちらに振り向けるべきだ。
・身分不相応である。自分を磨き、鞄にふさわしい人間になってから検討すべき。
・こんな高いものは、ラフに使えない。腫れ物に触れるようにそうっと使うのも、気をつかう。
- 購入に対しポジティブな考え
・今月、残業を結構している。加えて、100円玉貯金がだいぶ貯まっている。それらを、それぞれ一部取り崩すだけで、かなりまかなえるはずだ。
・今月は誕生日だったので、その祝いということでいいじゃないか。残業のねぎらいも兼ねて。
・インスピレーションは、大事にすべきだ。衝撃を受けるほど気に入ったものは、きっと長く使えるだろう。そういうものを身の回りに携えるというのは、気分のいいことではないか。
・良い物を持っていると、確かに身分不相応に見られることもあるだろう。でも、逆に、「この鞄に見合う人間になってやる」というモチベーションの源とすることもできる。考えようだ。
・一度視点を引いて、大局的に捉えてみよう。自分はどんな人間になりたいか?人生をどうしたいか?そういった目標に向けては、今、どちらの選択をするのが適当か。また、将来の自分は、今の自分に対し、買うことを勧めるか否か。
・買わなければ、自分はまた一歩保守的になる。買えば、わずかかもしれないが、人生に刺激が加わるだろう。
・行動した結果の後悔は糧になる。行動しない結果の後悔は、したくない。
さーて、どうする!?