イヴだそうな
ふと、教会に行って賛美歌を聴いてきた。
というか、歌ってきた。
少しばかり、心が洗われる気がした。
なかなかクリスマスの邪念を振り払うことは難しいが・・・
で、牧師さんの話で、印象に残ったものが。
「外国(アメリカ?)で一番自殺者の多い日は、クリスマスだ」とのこと。
やはりクリスマスは、幸せそうに過ごすカップルたちに羨望の視線が向いてしまう。
皆がそんな幸せな状態なはずはなく、むしろそういった存在は少数派だというのに、自分だけが孤独の溝にはまりこんだような気にさせられる。
こういった思考は、ひとりきりのクリスマスを過ごした経験のある人ならば、誰しも、理解に難くないだろう。
そういった思いが、思いつめた人の背中を押してしまう、といったニュアンス(少し違ってるかも)の話だった。
うん、自分も、ひとりきりのクリスマスは久しぶりだけど、確かに、さみしい。
でも、このさみしさが、人を強くするはず。
辛い経験をした人間は、後に、同じ辛さを味わった人間の傷を癒すことができるんじゃないだろうか。
ケガで入院したり、試験で失敗したり、フラレて失恋したり・・・
心から血が流れるような痛みを味わうかもしれない。
涙が枯れるほど、泣き叫ぶ目にあうかもしれない。
でも、それらはみな、来るべき日に、誰かを癒し慰めるための必然だと信じている。