どうしてこんなに車が

 3連休の中日とあってか、渋滞が激しい。家から10キロ弱のスーパーに行くのに、40〜50分要してしまった。ここまでくると、もう、諦めの境地に入ってくる。それと同時に、外に出るのがだんだんおっくうになってくる。ああ、休日ひきこもり人間になる日も遠くなさそうだ。
 そういえば、アメリカでは、新たなハリケーンが接近中ということで、現地の住民が一斉に避難をしてるらしい。ニュースで映像を見たんだが、片道8車線ある高速道路が、ぎっしり車で埋まっていた。曰く、1時間で1キロも進まないらしい。どこからこんな車が・・・愛知万博も真っ青である。んでもって、片道8車線というのがすごい。日本じゃ、高速道路は片道2車線が標準で、交通量が多いところは、3〜4に増えるが、逆に、山間部なんかだと、1車線のところもある。そういうのは、とても、「高速道路」とは呼べないと思う。
 2年ほど前にアメリカ旅行に行ったが、一番カルチャーショックを受けたのが、車社会の日本とのあまりの相違だ。一般道路でさえ、片道2〜3車線が当たり前。幹線道路に入ると、ぐっと車線が増える。流れも、よほどのケースを除けば、日本より格段に速い。また、空港あたりに行くと、胴長のリムジンがこれでもかと走ってる。まあ、日本とは、地理条件や人口密度の差も大きいから、当然と言えば当然の面もある。でも、それにしても、純粋に驚いた。刺激を受けた。同時に、狭い日本の道路をちまちま走ってるのが、なんだかあほらしくなってきた。
 日本が素晴らしいと思うのは、ワインディングがあちこちに遍在することだろうか。欧州はともかく、大味なアメリカの土地じゃ、なかなか体験できない区間だ。早朝、だれもいない峠道を、あるときには激しく、あるときにはまったりと、気の赴くままに車を駆る。至福のひとときだ。
 でも一度、ドイツのアウトバーンを全速力で駆け抜けたいものだ。