仕事に思う

 ここ数日間、気分的に悪くない状態が続いてて、自分としては嬉しいところなのだが、一方で、仕事についてのむなしさのようなものが常に頭をよぎり、圧迫感を受ける。自分は一介の地方公務員である。公務員の仕事というのは、基本的に、誰でもできる(代わりがきく)ものだし、自分の裁量で動かせる仕事の範囲も、ごく限られている。また、競争や効率追及とも相容れないものである。どうも、「自分はこんなことをやるために生きてきたのか?」「自分の社会における存在意義は何なのか?」という思いが無意識に浮かんできてしまうのだ。もっと社会を動かしたり、人々に良い影響を与えたりできるような、また、そのことが実感できるような仕事に、つきたかったのだと思う。
 アメリカでは、自身の希望通りに就職できなかった人、また、できそうにない人に対する、支援法やカウンセリング体制が充実していると聞く。日本では、そういう方面の整備は、なかなか進んでいないように感じる。需要は高まりつつあると思うのだが。自分としても、今後いろいろ調べていきたい。