Kとお茶など

 かつての彼女だが、別れて10年近く経つ今でもつながりが続いているという。不思議な関係。
 Kの恋愛についての話に。
 ただ。
 「恋」についてうんぬんとか、相手と同棲してみたいとか、余裕のある生活がなくても子どもを育てたいとか。。。
 自分との価値観の違いを感じてしまった。
 それは相手が変わったというよりは、自分が、硬直した、融通がきかない、守りに入った考えしかできなくなったということを示しているんだ、ということに気づく。
 だから良い悪いということでもないんだが。
 Kと付き合ってた頃の、これから人生が盛り上がってく!とか、人生にはいろいろ可能性がある!とか、自分は自分の感じるまま思うまま生きていける!とかっていう感覚が驚くほどなくなっている。
 こうやってより思考や価値観が凝り固まり、老い衰え、人生が過ぎゆく。。。


 そこにくさびを打ち込み、流れをせきとめ新しい展開を作りたい!とも思えず。
 なんのために生きてるんだろう、というか、いやそういう青い考えもいい歳して情けないんだが。
 何を考え何を感じていいのかわからんのだ。
 そんな余計なことごちゃごちゃ言わんでいいから、がむしゃらに働け遊べ、とかって人がいうのも、わからんでもないんだが。
 「そうまでして、なんで生きていかなきゃならんのか」感が心の底に強固にへばりつき離れない。歯石のようというか、いやそれよりもっと、心の骨格の一部をなしているまでに融合してしまっていて。もうはがすとかそういうんじゃないんだなきっと。
 

 ただそんなこと考えてると虚無感や無力感が積み重なっていき。
 どんどん無思考無感情になり、考えがネガティブにどんどん沈んでいき、精神的に不安定になっていき、自分が自分でなくなってしまうのではないかいや確実にそういう方向にいっているいずれ発狂してしまう、という恐怖やどうしようもないことに対する諦めがあり。


 そんな中で無為に時間だけ流れていくのが、、、


 そんなことばっか考えてる。
 あほらしいんだが。それしか頭に浮かばない。 


 息してるだけの機械だ自分は。


 あぁあぁぁぁぁあああ