見えないものを見る
街に出て、あたりを見渡すと、楽しげに話をしている家族連れやカップルが目に付く。
陽気、ポジティブ、華やか、いきいき。
視界に入る中でそれとは対極なのは、ホームレスくらいか。
なんで世の中、あんなみんな楽しそうなんだろう。
自分としては、うつやコミュニケーションに奮闘し、積極的に死にたいとまでは思わないけど、なんのために生きてるのか、はりあいも生きがいもない中で漫然とやっててもどうしようもない。無味乾燥な日々。。。
しかし、おそらく、世の中は、苦しみもがいている人だらけなのだ。
病気、障害、金銭、孤独、不遇、老い、、、
そういうものを抱えた人たちの方が、圧倒的に多数だろう。
彼らは、街に出てこないのだ。
休みなく働いてたり、入院してベッドから動けなかったり、街まで出る交通費されなかったり、過疎地に住んでいてそこから出る余裕もなかったり、友人も用事も気力もなく出かける同期がなかったり。。。
逆に言うと、街に出てきてるのは、こういうのが(ほとんど)ない、もしくはいろんな事情を抱える中で、奮発してたまーに、という人が多いんではなかろうか。
目に付くものですぐに判断してはいけない。
裏にある、見えないものに心の目を向ける。
血の滲む、しんどい境遇にいる人に、思いをはせ、共感し、支えあう。