そういえば衆院選のこと
2012年12月16日、第46回衆院選。
結果、自民党の大勝。
民主党は惨敗。なんと、閣僚のうち8名が落選。
かつては磐石であったあの田中真紀子(文科相)も落選。(溜飲を下げた人も多い?)
人生、一寸先は闇。
このことを痛感。
明日のことすらわからぬ世なのだ。
ある地位を得たり、ある状態になればもう安泰、というものはない。
政治家だろうが大臣だろうが、東大だろうがハーバードだろうが、官僚だろうが日銀だろうが、外資コンサルだろうがグーグルだろうが。
頭脳明晰だろうが、スポーツ万能だろうが、容姿端麗だろうが、名家の出身だろうが、資産があろうが、魅力的な彼女がいようが、特定の分野のカリスマだろうが。
ローマは一日にしてならず。
しかし、転落は、あっという間だ。
常に、考え続ける。
現状に甘んじると、思考停止に陥ってしまう。
諦観と無思考を抱え立ちすくむ者に、チャンスは巡らない。
苦悩し、努力し、奮闘しても、光は当たらないかもしれない。
でも、見ている人は、必ず見ている。
一方、失敗からどう立ち直るか。
どう完璧と思える行動、計画でも、つまづくことは必ずある。
それがない人間などいない。
そうである以上、そうなった場合の備えが必要だ。
結果の振り返りと軌道修正。
失敗には、必ず、原因がある。
直接のものが見いだせなくても、遠因は探ることができるだろう。
ポイントは、次に活かせるか。
時間は戻らない。
失敗から学んだことは、かけがえのない武器になる。
学ばなければ、何も生まれない。
また、次の進むべき方向を、作戦を、展開を、見極める。
失敗は、その機会を与えてくれる。
先を見通し、したいことを踏まえ、計画的に歩む。
計画→行動→振り返り→軌道修正しリトライ
こういったPDCAサイクルは、有効で建設的だ。
そしてさらに、もっと長いスパンでの、先を見据えた戦略を立てたい。
サイクルをいくらうまく回しても、進んでいる方向が見当違いであれば無意味だ。
はるか先にあるゴールを座標に、そこに向かい、七転八倒しながらも歩んでいく。
衆院選の結果を見ながら、そんなことを考える。