A drop of Hummingbird

 昨日TVで面白いものを放送していた。
 ノーベル平和賞を受賞したアフリカ人女性・マータイさんを講師として招き、「もったいない」精神などについて説くというもの。
 中でも気に入ったのは、ハチドリの話。


 あるとき、動物たちが暮らす森に山火事が発生した。
 動物たちがみな森から避難しようとする一方、ハチドリだけは、その場にとどまろうとする。
 近くの川に行き水を吸い、その水を火にかけ、鎮火しようとしたのだ。
 無論、一匹のハチドリが運べる水の量というのはタカが知れている。
 他の動物たちは問う。
 「なぜおまえはそんなことをするのか?」
 ハチドリは当然のように答える。
 「私は自分ができる最善のことをしているんだ。」


 マータイさんの意図とは違うだろうが、この話を、自分の病気に重ねて合わせて考えずにはいられなかった。
 ハチドリのようでありたい。