日本人の死因の約3%は、自殺である。
この数字を見て、ふと怖くなった。
三十数人にひとりは、自殺で死ぬのである。
これってすごい確率ではないか?
小学校や中学校の頃のクラスの1人が該当する計算だ。
今まで、毎年の自殺者数である約3万人という数字を見て、
「あぁ、日本の人口の約1/4000かぁ」
という風に軽く捉えていたけれど、これは単年度の数値であり、これが毎年積み上げられていくわけだ。
自殺という、はるかかなたの、恐ろしく忌まわしい存在と思っていたものが、実はすぐ身近にあるような気がして、なんだかぞっとした。