大阪府の窮状に思う

 大阪府採用試験の受験者数が、昨年度比で4割減ったとか。
 ・・・受験者は正直である。
 今回の受験者は、1年前とかから府を志望して勉強してきたはず。
 なので、橋本さんの施策を見て、受験先転換する、という柔軟な判断は難しかったはずだ。
 それでも、4割減。
 つまり、来年はさらに減るだろう(このままいけば)。


 人件費を削減したいのはわかるが、地方上級公務員という、日本でも上流レベルの人材を確保するのだから、それなりの身分保障があってしかるべきと思う。
 一生懸命勉強して、いい大学出て、公務員になって、それで貧しい生活、というのなら、それはおかしいだろう。
 (特に、国を支える、国家公務員1種。彼らには、もっと良い処遇を与えるべきだ。市町村職員とかの給与を削るにしても。)
 それでも公務員給与をカットしなければならないのなら、日本の社会構造は限界に来ているということだ。
 アメリカ型の自由主義・弱肉強食社会にシフトするとか、
 高齢者・女性・外国人の就業・社会進出を強力に推進するとか、
 なんらかの大ナタを振らないと状況は改善しないだろう。


 といっても、自分がもし民間、特に外資とかに勤めてたら、橋本さんの施策を大いに支持するんだろな。
 大局で見れば、彼の方針は正しいんだと思う。(だって、太田(房江)さんみたいな人が知事やってたままだったら、大阪府は近い将来破産しちゃうもん。)
 ・・・うつでなければ、民間に行きたかった。
 あぁ、葛藤。