オープンカー

車の屋根が開く。
これは、実に活気的なことだと思うのだ。


僕の今の愛車は、マツダ・ロードスター
2人乗りのオープンカーである。
その前に乗っていたのは、少し大きめのワゴン。
正直、その車でなんの不満もなかったし、現に今でも、「あのときは実に快適だった」としばしば思う。
ロードスターは、狭いし、騒音は拾うし、足は硬いし(ぼこぼこ揺れる)、荷物も人も乗らないし。。。


でも、それだけのネガティブ面があっても、それでもなお、屋根が開くというのは偉大だ。
幌を開けたとたん、世界は変わる。
クローズドという、いわば室内の移動空間から、オープン、すなわち、外気とともに自分が屋外に出ている状態で移動している、という感覚に切り替わるのだ。
早朝、木漏れ日あふれる山道をオープンで駆け抜ける気持ちよさは、何物にも替えがたいものがある。


そんな至上の喜びを得るために、今日も、狭さや騒音やごつごつをひたすら耐えるのであった。


【ポイント】
○風と一つになれる。