6文字の重み

 仕事の関係でやりとりしてる、30代前半の女性がいる。
 美人できりっとし、仕事に関してもひたむきさが感じられる人だ。
 先日、こちらの不手際で、その人に迷惑をかけてしまう出来事があった。
 真剣なまなざしで詰め寄られ、たじろいでしまいそうになったが、必至で説明し、数日間、対応に猶予をいただきたい旨を伝えた。
 その後、問題解決に向け、自分なりにベストを尽くした。
 普段であれば職場の上司や先輩に伺いを立てて行動することが多いのだが、今回は先輩に助言をもらいつつ、自分で主体的に解決に持っていくことができた。
 別に相手が美人だからというわけではないが(言い訳っぽい?)、自分のまわりでは珍しく歳の近い人であること、その人が仕事に対し真摯に熱意を持って取り組んでいるのが伝わってくることが、自分を鼓舞したのかもしれない。
 そして、その女性へメールで説明文を送ることに。(この人とは週に一度しか会わない。)
 できる限り、丁寧かつ簡潔に、問題への対応について述べた。


 結果、翌日に先方からメール。
 「内容について承知した。誠実な対応に、とてもとても感謝している。」
 とのこと。
 そしてメールの最後に、
 「感謝を込めて」
 と。
 、、、、、嬉しいっ!!!
 特に最後の6文字に、ノックアウトされてしまった。(いや、ドキドキしたという意味だけではなく、ね。)
 正直、今までの3年半の短いながらの社会人経験の中で、一番嬉しかったかもしれない。
 「懸命に、精いっぱい物事に当たれば、報われる」
 という、単純ではあるが、なかなか認識できない教訓を、ひしひしと感じ取ることができた。
 今日得た喜びを糧に、これからも取り組んでいこう!