知らない世界を垣間見ました

 課の先輩から、昔経験したおいしい出来事について話を聞いた。飲み会の帰りに女の子を送っていってそのままホテルに行ったとか、はたまた別の女性に飲みに誘われて、そのままお持ち帰りとか。曰く、「アクシデントは、どこにでも転がってる」とのこと。
 正直、うらやましかった。で、昔の自分だったら、ここで、「よし、俺も!」と意気込むところだが、今は違う。「でも、自分とは違う世界の話だ」と、諦観というか醒めるというか失望というか・・・自分の心に、抑制装置が働いているようだ。
 でも人生ってやっぱり、こういうふうなアクシデントがあるとか、もしくはのめりこめるものがあったりしないと、とてもやってられないと思う。楽しみがほとんどない今の自分は、正直生きてるのか死んでるのかよくわからん、と思うし。逆に、何かに打ち込んでる人は、輝いてるよなあ。素敵だ。
 とはいっても今の自分は、プラスを追い求めるより、マイナスを排除することで精一杯だ。今は耐えるとき。そう割り切るしかないか。
 あーでもうらやましかったなー。