「サラ金」と呼ばせてもらいます

 消費者金融のCMが、ずいぶん増えてるなあ。少し前までは、「サラ金」だったのに、いつの間にか、この言葉は抹殺されてしまった。今ではさらに「キャッシング」だとか、「○○ローン」だとか、やけに耳障りのいい言葉が多い。
 こういう方面の規制は、経済産業省とかがやってるんだろうが、ずいぶん甘いんじゃなかろうか。まあそれなりの意図があるんだろうが。ただ、「ああ、こういうのって、みんな使ってるんだな」という風に、こういうものの敷居が低くなり、あまり考えなしに借金をする層が増えると、いろんな問題が危惧される。自己破産、自殺、犯罪、民度の低下・・・一番嫌なのは、借金苦により、生活保護受給者が急増すること。勝手に借金して自由に遊んで、ろくに働かないで税金もほとんど納めず、挙げ句は生活保護で税金をごっそり吸い取る。税金を納める(社会を支える)世代の一部が、税金の注入を受ける(社会に支えられる)世代に回れば(その率が高くなれば)、社会が立ち行かなくなるのは自明と考える。
 と、ここまできて、前にも似たようなことを書いたな、というような気がしてきた。
 そういう自分も、いずれは、うつで休職or退職→休業手当なんかを受給するかもしれない身。明日はわが身、の状態で、偉そうなことは言えないな。でも、今の社会は、どう考えてもおかしいよなあ。